[[YAMAHA SPX900]]はTBAが所持するエフェクターである。 !!!概要 YAMAHAが販売したデジタルエフェクター。高音質な処理が可能であり、MIDIやフットスイッチによる操作が可能などプロユースに耐える性能である{{fn 有名所ではmy bloody valentineのライブで使用されていた}}。シリーズの最新機は[[YAMAHA SPX2000]]。 {{image SPX900_01.jpg,,alt:YAMAHA SPX900,,thumbnail:SPX900_01s.jpg}} {{image SPX900_02.jpg,,alt:YAMAHA SPX900,,thumbnail:SPX900_02s.jpg}} !!!インターフェース !!入力 ::アナログ入力(モノラル)(1ch1系統) :::不平衡標準端子 !!出力 ::アナログ出力(ステレオ)(2ch1系統) :::不平衡標準端子 !!補助入出力 ::MIDI入力、MIDI出力/スルー(切替式) :::MIDI機器との連携可能。TBAでの利用例は皆無。 ::フットスイッチ :::フットスイッチにより操作が可能。TBAはバンドではないので同じく利用例は皆無。 ::REMOTE端子 :::リモコン操作可能(?) !!!内部処理・仕様 モノラルのアナログ信号をサンプリング。エフェクト処理してステレオでアナログ出力する。 CDに近い高音質な処理が可能だが、ハイカットオフ周波数が20kHzと低い為高音域の処理は若干苦手{{fn つまり20kHz以上の高音は扱えない。声やSEの処理をする分には何等問題ないが}}。 ::サンプリング周波数 :::44.1kHz ::量子化ビット数 :::16bit(アナログ→デジタル、デジタルアナログ共に) ::入出力周波数帯域 :::20Hz〜20kHz !!!内臓エフェクト 豊富なプリセット(50種類)と、ユーザーが設定を保存できる領域(49種類分)が用意されている。 ::Reverb :::13種類の空間系エフェクトをプリセット。PLATEが良く使われる。[[リバーブ]]参照。 ::Early Reflection :::GATE REVERB、REVERSE GATE等。GATE REVERBは音楽制作時に便利。[[リバーブ]]参照。 ::Delay & Echo :::ディレイ及びエコーがプリセット。[[ディレイ]]、[[エコー]]参照。 ::Modulation :::フランジャー、コーラス、フェイザー、トレモロ等。音楽制作時に良く使われる。 ::Noise Gate :::低入力時のノイズをカット。[[ノイズゲート]]参照。 ::Pitch Change :::匿名インタビューを再現するエフェクト。[[ピッチシフト]]参照。 ::Freeze :::サンプリングした音源を特定のトリガーの元再生する。音楽制作に使われる。 ::Pan :::特定のトリガーの元、定位を移動させる。 ::Compressor :::波形を圧縮する事により、ダイナミックレンジを狭くする。トーク等にかけると音量の変動が少なくなり、聴き易くなる。ポケットや[[公開DJ]]で欲しいエフェクトの代表格。[[コンプレッサー]]参照。 ::Distortion :::入力信号に歪みを加える。音楽制作に使われる。[[ディストーション]]参照。 ::Aural Exciter :::音圧を上げる事無く音を前面に出す。[[エキサイター]]参照。 !!!備考 [[YAMAHA SPX900]]は名機ではあるが、TBAの長年の使用によってモノラル入力部の接触不良を起こしやすい。その為信頼性が低く、[[公開DJ]]等のやり直しが聞かない舞台では用いられる事がなかった。 !!!説明書 国内ページにはない。英語ページで入手可能。 [http://www.yamaha.com/yamahavgn/CDA/ContentDetail/ModelSeriesDetail/0,,CNTID%25253D1517%252526CTID%25253D228900%252526CNTYP%25253DPRODUCT,00.html#] !!!関連項目 *[[TBA機材の一覧]] *機材 *エフェクター