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○木派


○木派は、とある崇高な理念のもとに集まったTBAの内部組織。知られている構成員は3名だが、実際にはもっと多くの怪人・戦闘員などの戦力を有しているらしい。

構成員

○木(15
○木派の理念を作り上げた偉大な首領。一つ目の怪人であるとも、外宇宙からやってきた生物であるとも、地球人類のマイナスエネルギーが実体化した存在とも言われているが、その正体を見た者は一人としていない。でも深夜の片平部室にいると黄色い袋を抱えて?現れるらしい。
○瀬(14?
首領を祭り上げ、派閥を作った張本人。現役時代は多くの怪人を生み出しTBA部員を苦しめたが、現在はTBAを卒業[3]し、名誉顧問の立場にある。昼夜を問わず片平部室に駐留し、怪人の素体となる人間を秘密基地へと連行する役目を担っていた。
○場(17
若頭。○木派の日本征服が遅々として進まぬ事に業を煮やした首領が、○木派酒田支部から呼び寄せたエリート。過去唯一の会合を企画するなど活動的。首領たちと同じく、片平部室に登場する事が多い。

その他、多くの予備軍を各地に抱えているという噂があるが、定かではない。

所属の条件

○木派に志願して所属するためには数々の厳しい条件をパスしないといけないが、所属したいという人間がめったに現れないためその条件たちが日の目を見ることはない。逆に、○木派から(主に名誉顧問から)「コイツは有能だ」と認定された者は、人知れず連れ去られて○木派の構成員に改造される。

TBA近代史と○木派


TBAの近代史は正しく動乱の時代であった。略奪が横行し、皆が怯えて暮らしていた。そんな世界を憂いて立ち上がった男こそ、○木である。

萌芽
技術者でありながら思想家でもあった○木は、○木派の理念「 」[4]を提唱し、世界に幸福を取り戻そうとした。その思想はTBAの多数派には受け入れられなかったものの、明確な理念と幸福感を併せ持つ○木派の理念「 」は徐々に社会へと浸透していった。この時代の○木派は微力ながらも善良な政治結社としての立場を貫いていた。

派内革命
しかし、○木派の元老であった○瀬が政治に疎い○木に変わり○木派の主導権を握る様になると、状況は一変する。○瀬は○木派の理念「 」を広める事には成功したが、本来は幸福を説く○木の理念を真逆の物へと変えてしまった。そしてTBAには元老達による恐怖政治の風が吹き荒れることになる。後に○木はTBAの表舞台から姿を消す。彼は黙し、その理由を語ることは生涯無かったという。

原点回帰
一度は踏みにじられた○木派の理念「 」が再び日の光を浴びる日が訪れた。若き指導者○場が原点回帰を唱え、再び○木派の理念を唱えだしたのだ。○木派の理念を恐怖政治の道具に用いた元老達と、原点回帰を唱え○木派の理念を人の幸福と捕らえる若者達の戦いは熾烈を極めた。最終的には○場率いる若者達が○木派の実権を握り、再び○木派の理念を世界に広めようと尽力した。内乱後、○瀬は祖国に強制送還されたという。

衰退
しかし戦乱の中様々な派閥TBAに発生した為、○木派の存在感は次第に小さなものになっていった。更に若き指導者であった○場も年を経て、○木派は現在後継者不足という問題を抱えている。○木派TBA史上でどのような役割を果たすかについては今後の観察が必要であるだろう。

――『先輩が教えてくれないTBA史』(TBA出版)より抜粋

備考


関連項目