トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

片平ブース温暖化

片平ブース温暖化(かたひらぶーすおんだんか)とは、片平部室のブース内での異常な温度上昇が起きる現象である。

原因

 ブースの構造

片平部室のブースは吸音材が壁や天井に詰まっており、さらにミキサー席とを挟むガラス窓も2重ガラスになっているため、防音性・遮音性に優れている。ところが、この収録ブースとしての優れた性質は同時に、高い保温性を生み出してしまっている。学術的にはこのようなブースを温室効果ブースと呼ぶ。

 外気導入設備の欠如

空調や外とつながる窓といった、外気導入の設備が、片平ブースには無い。故に一度暖まった空気を外気と入れ替えることが大変に困難である。

 照明

ブース内は、マイクを用いて収録が行われる。当然ノイズの発生源は出来うる限り取り除かれるべきである。照明に関しても例外ではなく、特有のジーという音を発生したり、電源のON/OFF時に大きな電磁波ノイズを発生させてしまう蛍光灯は、ブース内の照明に使用することは出来ない。結果、ブース内の照明には白熱電球が使用されている。この白熱電球が大きな熱発生源となっている。

現状

 

7月は練録収録時期であり、ブース内の気温が一気に上昇する。
ひたすらに暑い。ガヤ録りなんて地獄である。
収録の合間に扇風機を用いてブース内に空気を送るものの、そもそもその空気が暑い。

 

ブースを閉め切って白熱電球を点けてセラミックヒーターを起動すると、かなり暖かくなるため、一部の片平虫冬眠している。
裏を返せば、冬でも暖かくなるレベルなわけで、夏はそりゃ地獄なわけである。

今後の対応

最近一部のTBA部員の間で「代わりにLEDランプを使ってはどうか]という声が上がっている。
経済産業省が環境対策として、「家庭等で使用される一般的な白熱電球について、2012 年を目途に、原則として電球形蛍光ランプなど省エネ性能の優れた製品への切替えを実現する。」という方針を打ち出した。(参考リンク)
今後、電球の主流は白熱電球から蛍光ランプへと切り替わることになるが、前述の通り、蛍光灯は大きなノイズ発生源であり、ブースに用いることは不可能である。
そこで持ち上がったのがLEDランプである。LEDであればノイズや発熱が少なく、また寿命も長く、ブース内の照明には適している、という判断である。
しかし、ブース照明に調光器が付いていることがネックであった。蛍光灯と同様、LEDランプは調光器のあるところには設置できなかった。
ところが、2009年6月11日、シャープが調光器対応の電球型LEDランプを発表した。(参考リンク)
発売は7月15日を予定している。
5500円程度と、値段が高いものの、過酷な環境となる夏の温暖化対策の切り札となるだろう。

買いました

16○本の寄付で調光器対応のLEDランプを取り付け、夏はLED、冬は白熱電球という体制になった。
近年は調光器対応のLEDランプの普及により価格も落ち着いてきているため、万が一破損しても買い換えの負担は小さい。