ミールカード
ミールカードとは、東北大学生活協同組合が運営している食堂(7キャンパス、20以上の食堂)で使用できる、年間一括プリペイド式の食堂利用券である。利用者は「ミーラー」と呼ばれる。
概要
一日の限度額(プランによって異なる)まで、生協の食堂を金銭の支払いなく利用できる。他大学生協でも実施されているが、東北大学生協では2005年度から正式採用となった。
- 経過
- 当初は1000円/日(営業日)というプランのみであったが、2007年から2つのプランに分かれた。さらに利用枠・料金の変更と共に朝食の時間帯にのみ使える朝食縛りが設定された。変更直後は「元を取った気がしない」「生活スタイルが縛られる」など不満の声があがり、一言カードを戦場に利用者と大学生協の舌戦が繰り広げられたという。
- 現在(2015年度)
- 利用額の異なる4つのプランが存在。2016年度は以下の4プランと、別料金の夏期休暇オプション(対象期間中500円/日、販売額18000円)が販売予定である。
プラン | 平日利用額 | 土日利用額 | 販売額 |
---|---|---|---|
ベストプラン | 1350円 | 500円 | 208000円 |
スタンダードプラン | 850円 | 500円 | 149000円 |
ライトプラン | 500円 | 500円 | 105000円 |
ライトプランプラス | 1000円 | 500円 | 192000円 |
ミールカードと生協組合員証
ミールカードを購入すると、Hagico[7]にその機能が付加され、レジで提示することにより清算する[8]。
なお本人しかHagicoを使用してはいけない。カードの貸し借りによる複数人の利用は厳禁とされている。発覚した場合、利用停止等の措置を受ける。
経過
2009年度は2300名(うち、新入生は850名)の利用実績が報告されている。加入率で示すと「東北大生全体の3人に1人」と公式サイトで述べられているが、母数となるデータは(生協のWebサイト上では)提示されていない。
各年度毎のプラン等、状況を把握している方の追記をお願いします。
- 2005年度
- ミールカード元年。1日の限度額は土・長期休暇関係なく1,000円。なお、ミールカード販売開始にあわせて、この年から川内第一食堂が20時までの営業になるなど、夕食時間帯に対応するようになった。なお当時新入生だった17(総務)が購入している。
- 2008年度
- 現行プランの礎ができる。一日の限度額が後年にくらべて小さかった。
- 2009年度
- 販売額を据え置きつつ、一日の限度額を引き上げた。
- 2010年度
- 販売額は前年と同一のまま、一日の限度額が50円アップした。これは利用者(生協組合員)の意見によるもので、従来の400円からプラス一品できるよう便宜を図ったとのこと。
- 2014年度
- 各プランの名称が変更されるとともに、夏期休暇がサービス期間から外された[9]。朝食縛りが100円に変更された。また残額を翌年に持ち越すことが可能になった上、卒業時には未使用分を返金する制度も設定された。【要出典】
- 2015年度
- 朝食縛りが300円に戻った。
エピソード
- サービス開始当時のプランは利用タイミングを問わないものであったため、理薬食堂に併設されていた「あおしす」や文系食堂併設の「カフェ・ルポー」でも使用可能であった。朝夕の外食予定が決まっている場合などは、理薬食堂の「ステーキ定食(¥1,029)」を食べてみたり、文系食堂の高額定食を頼んでみたりと半ばネタ的に使われることもあった。[10]
- 一部を除く飲み物やデザートは利用の対象外となることについて、利用者の不満が絶えない[11]。利用を許可してしまうと利用額の残額をペットボトル等の蓄え物に補填されてしまい、ミールカード本来の意義が薄れるためと推察される。
- 当然だが元を取るためには学食を積極的に利用をしなければならず、かつては長期休暇中にも仙台にいる必要があった[12]。
- 生協でアルバイトをしていたある23女子部員がミールカードを推奨する広告に登場。しかし本人は利用しておらず、その欺瞞に満ちた宣伝に疑問を持たれた。以来彼女は「ミールの女王」と諧謔めいてあだ名されることになる。
- TBAでは、「午前中に授業がないけどミールカードを使わないともったいないよ!」と嘆く下級生に、お菓子等を用意した川内部室で午前中を優雅に過ごすプランを提案しているとかいないとか。無論新入生が来るのを待っていることは今更言うに及ばない。
TBAでは、新入生の見学・入部を心よりお待ちしております。