脚本講座
脚本講座(きゃくほんこうざ)とは、TBA部員がラジオドラマの脚本を執筆する能力を高めるために催されたイベントである。ワークショップ的な色が強い。2007年度から不定期に開講されていて、シナリオ講座とも呼ばれる。基本編・応用編の二回があるが、現在は基本編開講のみに留まっている。
概要
対象
M会に出典意欲のあるPDのほか、Nコンや自主制作・卒業制作などに照準を合わせて脚本を書く予定のある部員、またこれから脚本を書いてみたいと思っている部員を対象としている。6月ごろ、練録で脚本を担当することになった1年生向けに基本編を開講することが望ましい。
教材
TAがその都度、独自に教材を整えているため、教材については要整備。
基本編
基本編では、以下の内容について触れている。
- ラジオドラマとは
- ラジオドラマの特性・個性
- ラジオドラマの制作について
- 制作手順
- 役割分担
- ストーリーの考え方
- キャラクターの作り方
- プロットの作り方
- 脚本の書き方
- 執筆の方法
- 推敲の方法
- シナ検参加の心得
上記のような「書き方」を解説する内容にはなっているが、「どのような形をとれば連録がスムースに進行するか」ということを理解することが主目的であり、小手先の技術等についてはほとんど触れない。
応用編
応用編では、基本編では触れなかった部分について解説する予定。主にストーリーを構成するための技術・魅せ方のテクニックなどを解説する予定だが、基本編の人気もなかったため、開講の目処は立っていない。
開講される場合の資料より一部抜粋
- 起承転結と「伏線」
- 言葉以外の表現技法
- キャラクターの個性
- 既成概念の利用〜パロディ・オマージュ〜
エピソード
開講のきっかけ
それまでの後期M会では通常1年生が脚本を担当していたが、16?ごろから脚本を執筆するスタッフが不足し始めた。ほどなくして、すばらしきKY力を発揮してしまい後輩の活躍の場を意図せず奪ってしまうなどの問題も浮上する。
また、練録におけるPDの自己中心的なプロデュースや、近年の脚本家のシナ検提出時の脚本の完成度の低さ[2]などを問題視したドラマ委員?が問題提起。「脚本家世代」の14?と15、加えて各代のドラマ委員が話し合い、「まずはやってみよう」と開講を決定する。
その他
最初の講師は14?、次いで19、20?と担当が替わっていく。19と20?が講師となれるほど実力を身につけた時点で、上記問題点は解消しているため、本来の役目をひとまず終えたとの見方もある。
近年は、執行学年のドラマ委員からシナリオ経験豊富な上級生に依頼をし、振られた上級生が中心となって開講することが多い。