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二口林道

二口林道(ふたくちりんどう)は、他の市町村を経由せずに仙台市と山形市を結ぶ唯一の道路である。一部未舗装。

概要

東端:宮城県道62号西端(秋保大滝から更にずっと西に向かう)
西端:山形県道19号東端(山寺の目の前から仙山線の下をくぐり山へ向かう)
二口峠を越え仙台市、山形市の著名な観光地を直に結ぶ、古くから存在する道。冬季閉鎖[2]。かつては全体が宮城・山形県道62号だったが降格になった。

 路面状況

毎年のように崩落が起こり、工事費の都合上2011年10月まで10年以上閉鎖されていた。冬季閉鎖だがその間に発生した問題は5月以降に修復作業に入るため通行できるのは毎年10月いっぱい程度と非常に短い。しかし非常に著名な道路であり、通行止めが解除されると紅葉シーズンも重なり週末には渋滞が起こる。2015年には大規模な舗装工事が行われ、宮城側の未舗装路はわずかになったものの依然としてそれなりの覚悟を必要とする。山形県側は全面舗装である。

 ゲート

宮城側入口、県境、山形側入口の3つのゲートが存在する。通行止め中の厳重さは常軌を逸しており、宮城県内に存在する林道のゲートとしては随一である。一部オフローダーからは、金をかけてもどうせほとんど閉鎖期間なんだからいっそ廃道にしてくれという声もある。

 存在意義

前述の通り古くから知られる街道であり、観光地を結ぶことから非常に著名である。仙台市と山形市は県庁所在地同士が隣り合う珍しい配置であるが、国道48号線は山形県天童市を、国道286号線は宮城県川崎町を経由するため直接互いを行き来できない。まあそれだけのために通すにしては金がかかりすぎである。 山寺は山形市よりもかなり東側にあるため、通行可能期間中に仙台市から山寺へ行くには二口林道が最短ルートであり、バイクであれば1時間程度で到達できる。東北大生にとっては、「原付で二口を越えて山寺へ行く」というのは原付でどれほど遠くへ行ったことがあるかの一つの指標になっている。

関連項目