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MTRの変更点

MTRとはMulti Track Recorderの略称である。TBAではMD-MTRを所持する。TBAにおいてはサンプラーと並ぶ代表的なロストテクノロジーの一つである。

!!!概要
MTRとはMulti Track Recorderの略称である。[[ミキサー|ミキサー(音響機器)]]に録音機材が付いたものであるが、複数のトラックに音声を録音をすることが可能。これにより通常の[[ミキサー|ミキサー(音響機器)]]では不可能な声トラック・SEトラック・BGMトラックの分離などが可能になり、編集時に各トラックの音量を任意で調整可能になる。この特性によりDATやMDへの録音に比べ自由な編集を実現する。

DAWに特性が似ているがこちらはリニア編集{{fn 線形編集。編集に要する時間が音声の再生時間に等しいこと}}である為、DAWにとって代わられた面がある。ただし安価な機材が充実していることや、フィジカル編集{{fn フェーダーやつまみを物理的に操作しながら行う編集。DAWでフィジカル編集を行える機材は20万からのお値段}}が出来ることから愛好者も多い。

!!!録音メディア
MTRでは多様な録音メディアを扱う。安価なものではカセットテープ、他にはMD、HDD、フラッシュメモリ等が用いられる。TBA所有のものは[[MD DATA|MD]]と呼ばれるメディアを用いる。

!!!TBAにおける使途
一時期ドラマの編集に活用されることがあったものの、2000年代前半には既に過去の遺物と成り果て川内部室で眠っている。[[MD DATA|MD]]という入手し難いメディアを使ったシステムである事も影響しているであろう。更にDAW導入後にはマルチトラック編集という優位性を失ってしまった為に編集に用いられる事はまずなくなった。せめてHDDレコーディングが可能な機器であったならば、もう少し違った評価もなされていたであろう。

尚、何とか利用法を編み出そうとした==暇な==熱心な機材係が学祭期間中の川内部室での曲チェック用の[[ミキサー|ミキサー(音響機器)]]として用いた事がある。有効活用出来た様にも見えるが、'''MTRとしての機能は全く活かされなかった'''。

!!!備考
2015年に購入されたBEHRINGER X32にはMTR機能が存在する。背面のX-USBカードからUSB接続されたコンピュータに対し、最大32chの同時個別録音が行えるという'''MD-DTRが現役だったころの部員にとっては驚愕の性能'''であるが、設定が複雑である点、'''「32chもの音が個別に必要な場合」がそうそうやってこない'''という点で活用できていないのが現状である。
2015年に購入されたBEHRINGER X32にはMTR機能が存在する。背面のX-USBカードからUSB接続されたパソコンに対し、最大32chの同時個別録音が行えるという'''MD-DTRが現役だったころの部員にとっては驚愕の性能'''であるが、設定が複雑である点、'''「32chもの音が個別に必要な場合」がそうそうやってこない'''という点で活用できていないのが現状である。
興味と熱意のある部員はぜひ利用に挑戦してみてほしい。

!!!関連項目
*機材
*TBA機材の一覧
*[[ミキサー|ミキサー(音響機器)]]
*MD
*DAW
*技術
*NTR