QUAD-CAPTURE
QUAD-CAPTURE(UA-55)はRoland製のUSBオーディオインターフェースである。
概要
Rolandが2011年に発売したUSBオーディオインターフェース。高音質・低レイテンシな処理と、コンパクトボディに詰め込んだ多様な入出力端子が特徴である。
上位機種にOCTA-CAPTURE(UA-1010)、下位機種にTRI-CAPTURE(UA-33)などがある。
仕様
サンプリング周波数
- 192kHz、96kHz、48kHz、44.1kHzから選択。
- 192kHzはアナログ入出力のみに対応。
量子化bit数
- 内部処理40bit
- DA/ADコンバータ24bit
- PCインターフェース24bit
入力端子
- アナログ入力(1~2ch)
- コンボジャック(ファンタム対応のXLRとTRS標準プラグ)
- デジタル入力(3~4ch)
- コアキシャル端子
出力端子
- アナログ出力(1~2ch)
- コンボジャック(XLRとTRS標準プラグ)
- デジタル入力(3~4ch)
- コアキシャル端子
MIDI in/out
USB2.0端子
- PCと接続し、オーディオインターフェースとして機能。
- 電源はUSBバスパワー。
Phone端子
- ステレオ標準プラグ
機能
Hi-Zスイッチ
- ONにするとInput1(アナログ)に直接ギターやベースを接続できる。
AUTO-SENS
- アナログ入力に対する音量変化を解析し、適切な入力レベルを自動設定してくれる機能。
MONOスイッチ
- 通常は1chが左・2chが右にパンを振られてしまうが、MONOスイッチをONにするといずれの入力もセンターに定位される。
Control Panel
- 様々な入力設定を、USB接続したパソコンから専用ソフトで調節することができる。
- AUTO-SENSや入力レベルなど、本体で直接する設定もリモートでいじれる。
- 本体からでは直接いじれないゲートやコンプレッサ、ローカットや位相反転などの設定もできる。
備考
片平部室のメインミキサーであったYAMAHA MG206C-USBのUSBオーディオインターフェース機能に不具合が生じたため、その代替として購入された。
現在メインミキサーとして使われているBEHRINGER X32のUSBオーディオインターフェースは不具合無く動作しているため、そちらをメイン編集機(AuditionをインストールしたWindowsPC)に接続し、X32のバス出力からQUAD-CAPTUREを通じてサブ編集機(soundtrack proをインストールしたiMac)に送ることで、一台のミキサーに二台の編集用PCが接続された環境を構築できている。
説明書
メーカー公式サイトから入手可能。
[http://http://www.roland.co.jp/support/by_product/quad-capture/owners_manuals/62121289]