ゲイン
ゲインとは、ミキサー卓に内蔵されている音量調整用のつまみのことである。出力レベルの異なる複数のデッキからのミキサー卓への入力を均一にし、番組・ドラマの収録を円滑に進めることを目的に活用される。
ゲイン調整(一例)
- 各デッキのミキサー卓への入力レベルを均一にする作業。ミキサー卓の当該チャネルのフェーダー及びモニター用のフェーダーを0db合わせにした状態で、1kHz0dbの基準音を当該デッキより再生。ミキサー卓への入力が0dbになる様にゲインのつまみを調整する。デッキ類の場合は更にPADという入力減衰用のボタンを使用するのが一般的。
- 基準音の使えないマイクについてはゲイン調整は個人の方法論による部分が大きく、明確な基準は存在しない。キャストが多数入れ替わり、長丁場の収録になるドラマ収録時はキャストの声量の変化も大きい。収録が技術面でスムーズにいくかは担当ミキサーの技量・性格に依存する[4]。割れる寸前までレベルを稼ぐ者、平均-12dbの安全圏で入力する者様々である[5][6]。
- 収録前には最低限、カセットテープ・DAT・MD・CD各デッキのゲインが調整済みかを確認すること。