モニター
モニターとは、音や映像を確認することを指す。
映像に関してはそこから派生して、モニターディスプレイを略しディスプレイそのものを指すこともあるが、あまり望ましい使い方ではない。
概要
再生・録音している音声を聴き、ノイズの有無や音量のばらつき、演技の可否、番組内容の確認等を判断する行程である。単純な行為だが奥が深い。
目的別のモニター
いずれの場合にも共通して、最終制作物(最終出力)はそれが聴かれる環境に最も近い状態でモニターされるのが望ましい。
番組内容のチェック
大学祭のステージ等、リアルタイムでの放送時に行う。ミキサーのモニター環境とリスナーのモニター環境の統合性を取っておく必要がある。ヘッドフォンとスピーカー双方を併用する。公開DJの成功の為にはミキサーのレベルの底上げが必要。
演技の可否のチェック
演技のレベルが演出者の要求水準を満たしているかモニターする。ヘッドフォンとスピーカー双方の併用が望ましい。双方で視聴した結果、音割れや距離感の問題など技術的な側面、役者の演技双方に問題いずれかに問題があった場合再録音を行う。
音量のばらつきのチェック
音量のばらつきが聴感上問題ない範囲かチェックを行う。レベルメーターでは音量がそろっていても、実際に聞いてみるとばらついていることもある[2]。また、ヘッドフォンとスピーカー双方の併用が望ましい。双方で視聴した結果、望ましいバランスになっていなければ再編集を行う。
ノイズの有無のチェック
想定される再生音量で音源を再生し、音源のノイズをチェックする。一般にはヘッドフォンを使用する。この際、音源固有のノイズ(=録音or編集状況が悪い)か再生環境依存のノイズ(=どんな音源でもノイズが乗る)かを判断する為に、チェック対象の音源の他に基準となる音源を用意する事が推奨される。