演出
演出とは、TBAのラジオドラマ制作において演技や効果音などを含めた表現・聞かせ方を司ること。また、それを担当する人のこともそう呼ぶ。脚本に書かれているBGMや効果音も、実際の音に再現するのは演出と技術の役割である。
脚本が兼任して担当する場合と、演出専門で担当する場合がある。前者の場合はほぼPDとして全体を統括する役割に近い。
ラジオドラマ全体の印象を決定付ける非常に重要な役割であり、例え脚本が同じであっても、演出の味付け次第によっては名作にも駄作にもなりかねない。あるいはシリアスな脚本をコメディタッチにすることすら可能である。
演出家
脚本同様、誰がやっても良いが、ある程度頭の中に音や舞台が浮かぶ必要がある。またそれを実際の音に表現する力が必要なため、技術に関して最低限の知識が必要になる(詳しいとなお良い)。
TBAの演出の傾向
演出にこだわる例
- ひたすら感情を込めさせる
- 「もう少しゆっくり読んで」からの「きもち早くして」
- MEをシーンの尺に合わせてキリ良く終わるように編集
- 逆に、不自然じゃない程度にセリフの間を調整して「シーンをME尺に合わせる」編集
- 実際の動作に即したSE
- 人間的なゆらぎを足したり
- こだわって音を重ねすぎた結果なにがなにやら……ということも
- 逆に、記号性に振ったSE
- SEやセリフのタイミングをMEの拍に合わせると気持ちいい
- 「なんか違うんだよなあ」
- 「やっぱり前の方がいいや」
関連項目
- TBA番組制作時の担当一覧
- 収録
- SE
- ME