HAPPY BIRTHDAY
「HAPPY BIRTHDAY」とは、TBA制作、2002年前期M会出展(最優秀賞受賞)のラジオドラマである。
稀代のホラー作品で、12?が生んだ名PDの2名がタッグを組み、技術的にも様々なスタッフが協力して惜しみなく力を注いだ傑作[9]。
映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のオマージュとして作られたが、音声ならではのホラー要素も多数詰め込まれている。
ていうか、普通に怖い。
誕生日が近い人は聴かない方が良いかも。
エピソード
- '''誕生日'''に川内部室のスタジオに閉じ込められ、延々と絶叫の練習をさせられた[10]
- 内○の声はエロイ、という定評は既にこのドラマから始まっていた
- 音痴なのはアドリブ
- ラストの演出は、編集がM会の規定時間に届かなかったために作られたが、結果として多くのリスナーのトラウマとなった
技術・効果
「ビデオカメラで録画された映像」っぽい音
- ドラマの9割が、「廃屋に残されたビデオテープの映像」という設定である。リアリティーを出すため、「ビデオテープの映像」部分について、次に示す作業を行った。
通常通りに編集 ⇒編集後の作品をスタジオブース内のスピーカーへ送る ⇒スピーカーから発される音をビデオカメラ経由でミキサー卓へ送り録音
- スタジオ内に設置されたビデオカメラが待機状態だと5分で自動電源OFFになってしまうことから[11]、脚本家がスタジオ内でビデオカメラを持ち、5分以内に1回の割合でズームボタンを押していた。
- 自動OFF機能に気づくまで、「収録途中で音声が突然切れる」という怪奇現象にスタッフは騒然となっていた……。
- せっかくなので、撮影者が歩いているシーンでは実際にビデオカメラを持った脚本家がスタジオブース内を動き、衣擦れの音を入れたりもした。
- ビデオカメラは、12?○田氏の私物を借用
化け物が襲ってくる音の正体
- 得体の知れない化け物が扉を叩く効果音録りに苦労を極めた[12]。
- スタッフがスタジオブース内の椅子から飛び降りたり転げ落ちたり、壁に体当たりしたり・・・と体を張って色々な効果音が録られた[13]。
- 結局、いくつかの音をミックスし、さらに意図的に音が割れた状態でサンプラーに取り込むことで独自の音を再現。
- サンプラーは、11○田氏[14]の私物(Radio307の所有物という説も)を借用。
全編ホワイトノイズ
- 効果音(上記参照)をサンプラーに取り込む際、敢えて音が割れるようにしたため、ホワイトノイズまで大音量に・・・。そのため、全編編集終了後、ホワイトノイズが少ない部分に意図的にホワイトノイズをのせる作業を行った。
- 「全編ザァ〜ザァ〜言ってりゃホワイトだってバレないだろう」というミキサーの楽観的な考えによる[15]。
- ホワイトノイズは深夜の東北大学の公物[16](天然もの)を借用。