トップ 差分 一覧 Farm ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

ケーブル

ケーブルとは両端に外部機器との接続用のコネクタを備えた信号線である。

概要

ケーブルとは両端に外部機器との接続用のコネクタを備えた信号線である。用途により両端のコネクタの形状が異なる場合もある。

ケーブルの種類

構造により数種類に分類される。以下にその分類を記述する。

キャノン(XLR)
基本的にバランス信号を送信する外来ノイズに強いケーブル。太く端子も頑丈であり全体として耐久性が高いため、業務用として広く普及している。マイクミキサー卓アンプを接続する。一本でモノラル信号をやり取りする。1ピンと3ピンをショートさせてアンバランス信号を流して使うこともできる。キャノン・XLRはコネクタの呼称。端子はオス⇔メスが一般的
標準(フォン)
シールドケーブルともいう[5]。モノラルはTS[6]、ステレオはTRS[7]とも呼ばれる。ミキサー卓アンプ、一部音響機器を接続する。普通はアンバランス信号を送信するためキャノンにくらべ外来ノイズに弱い。しかし、標準ステレオケーブルにモノラルのバランス信号を流して使うこともできる(T:HOT, R:COLD, S:GND.)。端子はオス⇔オスのフォンコネクタが一般的。
ピン(RCA)
家庭用にも広く普及している。ピンで分からなければ「赤と白のケーブル」と指示すれば理解を得やすい。アンバランス信号を扱う。2本が一束になり、ステレオ信号の送出に使われるのが一般的。コネクタはオス⇔オスが多いが延長用のオス⇔メスや、オス⇔ステレオミニジャック(Y字ケーブル)など種類が豊富。
オプティカル(光)
デジタル信号伝送用。折り曲げに弱い。MDデッキやDATデッキ、MTRデジタルミキサーなどデジタル機器の接続に用いられる。デジタル故に外来ノイズに強い。コネクタはオス⇔オス。
同軸(コアキシャル)
デジタル信号伝送用。RCAと同一形状である。MDデッキやDATデッキ、MTRデジタルミキサーなどデジタル機器の接続に用いられる。デジタル故に外来ノイズに強いが、オプティカルには劣る[8]。コネクタはオス⇔オス。
変換
その他様々な用途に用いられる変換ケーブルがある。代表的なものにはキャノンメス⇔フォンオス、RCAオス⇔ステレオミニジャック、フォンオス⇔キャノンメスパラレル等。

TBAにおける使途

片平スタジオから川内スタジオ、学祭まで幅広く使われる。
シールドケーブルは部内で自作したものを使うことも多く、その作り方は機材係の基本知識であるが、ずさんな作り方をするとすぐに断線してしまうので注意が必要である。

な、なんだこれは。ただの電線じゃないか!

     ――使い物にならない自作ケーブルを手にした機材係の叫び


 取扱い方法

断線によって出力に影響を及ぼしやすいため、取扱いは丁寧にしなければならない。
未使用時には素早く展開できるように、8の字巻きという巻き方で巻かれている。

 管理

2010年ころ、部で保有する全てのケーブルを種類別にわけて通し番号を振り、リストで管理しようとする動きがあった。しかし様々な事情で後年に引き継がれず、ケーブルに貼られた管理ナンバーは経年劣化によりなんだかよくわからないベタベタするシール程度の扱いしかされていなかった。
2015年に改めてケーブルの品質確認と整理整頓が行われ、管理番号も新たに振り直された。今後はケーブルを新調・修繕するたびに番号やリストも更新していくことが期待される。
なお、貼られたシールには通し番号の他、種類と長さも記されている。巻かれた状態での長さの確認や、結線された状態での両端の接続先の確認に有効に活用したい。

関連項目