ハガキ職人
『ハガキ職人』(はがきしょくにん)は、平成27年度前期M会出展ラジオドラマ。脚本は26○川。脚本賞・演出賞・技術賞を獲得し、総合2位(後述)。
あらすじ
かつては人気ラジオDJだったがこのところ低迷している主人公ジョーカー三宅の下にある日、父が倒れたという報せが入る。急遽実家に戻った彼はそこで意外な真実を知り――
―― 引き出しの中のハガキ、やっとあの子に届いたわよ――
評価
序盤から無駄なく整えられた美しい流れのストーリーは評価が高く、特に終盤にかけての詰めは歴代作品の中でも指折りであると言われる。
脚本賞・演出賞・技術賞のいわゆるTBA的M会三冠を達成しながら、評価方法の変更もあり最優秀賞を獲得できなかった作品として名高い。平成26年度後期M会までは独立した「総合」点の総計によって最優秀賞が選出されていたが、本作が出展された平成27年度前期より「脚本」「演出」「技術」「演技[3]」の四項目の点数を合算し選出する方式になった。これにより他三項目でのアドバンテージを全くひっくり返される程度の演技であった本作は総合2位という結果に甘んじた。
しかし、この年の後期M会で○川は見事雪辱を果たすのである。
余波
2015年現在、TBAのラジオドラマがM会で演技賞(キャスト賞)を獲得した例はなく、そもそも近年のTBAが他三項目に比べて演技を軽視していたこと[4]が敗因の一つであり、演技に関する認識を改める貴重な機会となった。
なおM会ガチ勢を自称する一部部員の間では傑出した一項目による高評価が得られないと不評である。