DAW
DAWとはHDDレコーディングを中核とした、デジタルで音声の録音・編集を行えるシステム・環境のことである。
概要
DAWとはDigital Audio Workstationの略称である。専用ハードウェアを用いる環境と、PCを中核とした環境に2分される。
プロ用市場で普及した後に、アマチュア市場でも普及が進んでいる。
音響的仕様
全て環境依存だが冗談ではない。DAWの音響的仕様はユーザが構築した環境により大きく異なる。しかし、CDやDATを超えるサンプリングレート96kHz、量子化ビット数32bit、9.1chマルチトラック環境を構築する事も比較的安価に可能で、理論上は既存の編集環境の中で最も高品質な編集が可能である[4]
特徴
- HDDレコーディング
- DAWは前述の通りHDDレコーディングを中核に置く。HDDレコーディングにより
- 編集箇所の頭出しが迅速
- 一部分のみの編集が可能
- 失敗してもやり直しが可能
- バックアップが容易
等の恩恵が得られる。
- マルチトラック編集
- DAW環境下では一般に複数の音声トラックを同時に録音・編集することが可能。例えばマイク1、マイク2、マイク3、BGM、SEで全てトラックを分けて収録することも可能である。2トラック編集に比べ、後から音量のバランスを変えたい時などに効果を発揮する。
TBAにおける使途
16がマッキントッシュベースのDAW環境を導入し、主にドラマ編集に活用される[6]。それ以前にも個人的に導入していた部員も見受けられる。
2010年ころからTBAが制作するおよそ全ての作品がDAWベースで作業されるようになり、過去のMDやDATを用いた制作よりも遥かに効率的な環境となった。
具体的には、些細なミスでのやり直し頻度が激減したこと、取り込みや出力のスピードがアップしたことなどが挙げられるが、それがイコールで作品の質の向上に繋がるわけではないことを念頭に置いて、どんな環境下でも真摯な態度で制作に臨みたい。