YAMAHA SPX900
YAMAHA SPX900はTBAが所持するエフェクターである。
概要
YAMAHAが販売したデジタルエフェクター。高音質な処理が可能であり、MIDIやフットスイッチによる操作が可能などプロユースに耐える性能である[3]。シリーズの最新機はYAMAHA SPX2000?。
インターフェース
入力
- アナログ入力(モノラル)(1ch1系統)
- 不平衡標準端子
出力
- アナログ出力(ステレオ)(2ch1系統)
- 不平衡標準端子
補助入出力
- MIDI入力、MIDI出力/スルー(切替式)
- MIDI機器との連携可能。TBAでの利用例は皆無。
- フットスイッチ
- フットスイッチにより操作が可能。TBAはバンドではないので同じく利用例は皆無。
- REMOTE端子
- リモコン操作可能(?)
内部処理・仕様
モノラルのアナログ信号をサンプリング。エフェクト処理してステレオでアナログ出力する。
CDに近い高音質な処理が可能だが、ハイカットオフ周波数が20kHzと低い為高音域の処理は若干苦手[4]。
- サンプリング周波数
- 44.1kHz
- 量子化ビット数
- 16bit(アナログ→デジタル、デジタルアナログ共に)
- 入出力周波数帯域
- 20Hz〜20kHz
内臓エフェクト
豊富なプリセット(50種類)と、ユーザーが設定を保存できる領域(49種類分)が用意されている。
- Reverb
- 13種類の空間系エフェクトをプリセット。PLATEが良く使われる。リバーブ参照。
- Early Reflection
- GATE REVERB、REVERSE GATE等。GATE REVERBは音楽制作時に便利。リバーブ参照。
- Pitch Change
- 匿名インタビューを再現するエフェクト。ピッチシフト参照。
- Freeze
- サンプリングした音源を特定のトリガーの元再生する。音楽制作に使われる。
- Pan
- 特定のトリガーの元、定位を移動させる。
- Distortion
- 入力信号に歪みを加える。音楽制作に使われる。ディストーション参照。
- Aural Exciter
- 音圧を上げる事無く音を前面に出す。エキサイター参照。
備考
YAMAHA SPX900は名機ではあるが、TBAの長年の使用によってモノラル入力部の接触不良を起こしやすい。その為信頼性が低く、公開DJ等のやり直しが聞かない舞台では用いられる事がなかった。
説明書
国内ページにはない。英語ページで入手可能。
[http://www.yamaha.com/yamahavgn/CDA/ContentDetail/ModelSeriesDetail/0,,CNTID%25253D1517%252526CTID%25253D228900%252526CNTYP%25253DPRODUCT,00.html#]