ハウリング
ハウリングとは機材にも耳にもダメージを与える、TBAの天敵である。
概要
ハウリングの基本形は下記の通りである。
スピーカー出力→マイク入力→増幅回路→スピーカー出力→……→ハウリング
簡単に言えばスピーカーから出力された音声をマイクが拾い、それを更にスピーカーから出力する事で信号の無限増幅が起こりハウリングが発生する。
応用形としては下記のパターンがある。
デッキを録音待機にしてそのデッキのフェーダーのSTボタンを押した状態で、STバスのフェーダーを上げてしまう
この様にマイクを介在しなくてもハウリングは発生する。
音声信号の増幅とループによりハウリングが発生し、逆にループを防ぐ事でハウリングは防止できる。機材にも負担がかかり、耳にも悪い為ハウリングは出来る限り避けるべきである。
ハウリングが起こるシチュエーションと対策
- 回避が容易なハウリング
- 回避が困難なハウリング
- 起こる場所:公開DJ
- 回避方法3:公開DJではハウリングが起こりがちである。これは複数のスピーカーが設置されている中で、DJがマイクに向かってトークをする以上回避が難しい。対策としてはスピーカーの向きを変える、スピーカーの音量を変える、マイクのレベルを変える等がある。しかしハウリング対策に走る余り、音量が小さくて番組が聴き難いという事態は避けたい。
- 回避方法4:もう一つの対策としてグラフィックイコライザorノッチフィルターというイコライザ系のエフェクトでハウリング周波数をカットしてやる方法もある。また機材の保護という観点からはリミッターを使用するのも有益である。回避方法3よりもオペレーションが容易になるのがメリット。グラフィックイコライザーは確か片平スタジオに放置されていた筈。[2]